Part 1. 6/4 発表会の振り返り
数字で見る 6/4
| 指標 | 数字 | ひとこと |
|---|---|---|
| 発表チーム | 17 | 全チーム時間内に完走 |
| コメントシート | 50 件 | 自チームの反省+他チーム評まで書く長文多数 |
| Zoom チャット | 611 発言 / 55 名 | 今年度の新発明「チャット並走」が大成功 |
1位
バレたら退寮!?
32 票
Team 08 piropiro
2位
漏走
17 票
Team 13 午後のライチ
3位
ICU DRIFT
16 票
Team 16 松葉杖
チャット並走が生んだもの: 質疑時間ゼロでも質問・改善案・賞賛がリアルタイムに流れ、発表チームがその場で回答する「全員参加の発表会」になりました。シブレー隠しステージ案、トイレゲージ表情案、白杖版 ICU DRIFT 案 — チャット発のアイデアはそのまま企画の改善材料。参考素材ビューアに全部収録してあります。
6/4 で見えたこと
- ① ICUネタが多かった
17 企画中 7〜9 つが ICU テーマ。上位 3 つのうち 2 つが ICU 限定ネタ。「場所性」は今年の合言葉になりました。 - ② バリアフリー企画が 3 チームから自然発生
ICU DRIFT(車椅子)・視覚障害シミュ・松葉杖体験 — 5/28 の「当事者性をゲームの強みに変換する」が学生から出てきました。 - ③ AI 制作が前提になった年
ほぼ全チームが AI でスライド・アート・動画を制作。一方で「AI アートばかりで少し悲しい」という声も。→ Part 3 で深掘り。
Part 2. チーム別フィードバック
参考素材ビューアを投影しながら、全 17 チームへ。
🏆 参考素材ビューア — 今日から公開
全 17 チームの企画書 PDF・学生コメント・自己チェック5軸の観点・関連ゲーム/Knowledge を 1 ページに集約。
https://icu-course.pages.dev/CGS/26-planning-review/
パスワード: 授業資料に記載(ゲーム体験ダッシュボードと共通)
| ブロック | 内容 |
|---|---|
| 📝 発表 | 6/4 の発表をそのまま文字起こし |
| 💬 学生のコメント | コメシ+チャットから「良かった点」「改善アイデア」(実際の声のみ) |
| 🧭 自己チェックの観点から | 5軸(フロー成立/ゲーミフィ5要素/プレイヤー類型/設計者倫理/継続設計)での良かった点と伸びしろ |
| 🎮 関連ゲーム / 📚 Knowledge | 参考になる既存ゲーム(公式サイトへのリンク付き)と理論 — 個人課題の参考文献候補 |
今日のハイライト(口頭で各チーム 1 分)
| # | タイトル | 光ったと思う点(一言版) |
|---|---|---|
| 1 | 言葉なしの少女 | 「語彙集め=鍵」のメカニクスと OMORI 的世界観の統一感 |
| 2 | RIDE-HUNT | 乗り物×ハンティングの組み合わせ発想 |
| 3 | ICU: Human Verification | reCAPTCHA を遊びに変える着眼。ICU クイズ化の発明 |
| 4 | プロジェクト・アスリート | 筋肉量パラメータまで踏み込んだ育成設計 |
| 5 | AI REPORT BATTLE | 「見抜く/騙す」の非対称対戦。AI 時代の問いをゲーム化 |
| 6 | I Collect U | キャンパス図鑑×位置ゲー。卒業生も遊べる射程 |
| 7 | 幽霊不動産 | XR 部屋スキャン×不動産鑑定士という職業設定の鮮度 |
| 8 | バレたら退寮!? | 場所性×一言コンセプト×演出の三拍子。ピア 1 位の説得力 |
| 9 | PLAGUE OF KUSHURU | 「自分が黒幕」精神的恐怖の構造。Spec Ops 系の正統 |
| 10 | ICU代返億万長者 | ギリギリのテーマを笑いに変換する度胸とバランス |
| 11 | SHU:KATSU | 5 フェーズ分解の精緻さ。スライド完成度は 17 本中トップ |
| 12 | 7 days to Fungi | 逆人狼の構造発明。「きのこになるまであと7日」の語感 |
| 13 | 漏走 | 緊張と笑いの二律背反設計。タイトルの造語センス |
| 14 | Nightmare Walking | 夢の物理崩壊×Liminal Space の空気感 |
| 15 | 恋愛マスターだ | 恋愛のスキル化という挑発的な問い。議論を生んだ価値 |
| 16 | ICU DRIFT | 当事者性→体験設計への変換。今年度の最重要事例 |
| 17 | ICU Slingshot Merge | 物理パズル×ICU 名所。実プロトの提示で説得力 |
Part 3. コース総括 — 9回を貫く 5 つの学び
- ① 発想の道具と評価の道具は別物
発想=オズボーン 9 変換 / 組み合わせ / ジャンル×テーマ×視点 / SF逆算 / 物理を1つ変える(アイデアを増やすとき)。
評価=3層フレーム / 自己チェック5軸 / 評価4軸(アイデアを選び磨くとき)。
発想中に評価道具を持ち込むとブレーキになります。広げてから絞る。 - ② 絞り込みは武器(6/4 の実証)
「誰の心を確実に撃ち抜くか」を決めた企画が上位を占めました。個人企画書でも最初に「たった一人の理想のプレイヤー」を書いてみてください。 - ③ ゲームの本質は駆け引き(学生の指摘から)
桜井政博の言葉を引いた 6/4 コメシの指摘は、私の 5 軸に欠けていた視点でした。「プレイヤーが何かを賭けて選ぶ瞬間」が企画書に 1 行あるだけで強度が変わります。→ 来年度の自己チェック軸に正式採用を検討中。指摘してくれた学生に感謝。 - ④ AI 制作は「分担の宣言」で透明に
全チームが AI 制作を使った年。「AI アートばかりで悲しい」という声も本物でした。答えは使う/使わないの二択ではなく、「どこを AI に任せ、どこに自分の手を入れるか」を宣言すること。カプコンの AI 方針と同じ構えです。個人課題ではこの 1 行を必須に。 - ⑤ 当事者性は最強の企画エンジン
松葉杖の経験から ICU DRIFT が生まれ、3 チームがバリアフリーを扱いました。自分だけが知っている不便・痛み・喜びは、誰にも真似できない企画の核になります。
Part 4. 共有リソース — 3 つのダッシュボード
授業の資産はすべてここに。卒業後も残します。
🎮 ゲーム体験 4 年集計(2023-2026 / 161 名)
歴代受講生のゲーム体験発表を横断検索。ランキング・エピソード・年表。
https://icu-course.pages.dev/CGS/game-experience/dashboard
📄 ゲーム論文ダッシュボード(56 本 / JP+EN)
学生が要約したゲーム研究論文。フロー・ゲーミフィケーション・VR・教育応用などテーマ横断で検索可能。個人企画書の「参考文献」はまずここから探すと速い。
https://icu-course.pages.dev/CGS/papers/
🏆 26 年度 ゲーム企画発表 参考素材ビューア(17 チーム)
企画書 PDF・学生コメント・自己チェック5軸の観点・関連ゲーム/Knowledge を集約。
https://icu-course.pages.dev/CGS/26-planning-review/
パスワードは授業内で配布済みのもの(3 つ共通)。受講生限定、URL の外部共有はご遠慮ください。
Part 5. 最終課題 — 個人企画書
6/19(金)24:00 〆切・Moodle 提出
構成(厳守): タイトル + 5 枚 + 参考文献 1 枚(PowerPoint or Google Slide)
| 枚 | 内容 |
|---|---|
| 1 | タイトル + キービジュアル + 一言コンセプト |
| 2 | コンセプト・狙い(誰の何を変えるか) |
| 3 | コア体験(10分後・1時間後・100時間後) |
| 4 | 仕組み(メカニクス・ループ・勝利条件・駆け引き) |
| 5 | ターゲット・プラットフォーム・倫理配慮 |
| 6 | 参考文献(論文ダッシュボード活用推奨) |
提出前チェック 5 項目
- ☐ 一言コンセプトが 1 行で言えるか
- ☐ 駆け引き(プレイヤーが賭けて選ぶ瞬間)が 1 行書いてあるか
- ☐ AI と自分の分担を 1 行宣言したか
- ☐ ターゲットを絞ったか(たった一人の理想のプレイヤー)
- ☐ 実在の人・場所を扱う場合、公開可否に触れたか
任意で歓迎: バイブコーディングのプロト URL・動画 URL。チーム企画の発展でも全く新規でも OK。
Part 6. コメントシート(最終回)
最後のコメントシートです。2 つのテーマでお願いします。
テーマ 1. 本授業の総じての感想
9 回を通じての感想を自由に。印象に残った回・ゲスト講義・ワークショップなど。
9 回を通じての感想を自由に。印象に残った回・ゲスト講義・ワークショップなど。
テーマ 2. 「ゲームの見方」が一番変わった瞬間
どの回・どの概念があなたのゲーム観を変えましたか?(フロー理論・駆け引き・プロテウス効果・3層フレーム…)具体的なエピソードと一緒に。
どの回・どの概念があなたのゲーム観を変えましたか?(フロー理論・駆け引き・プロテウス効果・3層フレーム…)具体的なエピソードと一緒に。
(任意)来年この授業を取る後輩に「こうすると面白くなる」アドバイスがあればぜひ。
Moodle のリンクから提出。共有不可の内容は 共有なし// 文章 //。