📅 2026/6/4(木)2 コマ

WS1 ディスカッション — 20 年後の情報技術

2026 年春学期 情報科学概論(GEN023)/ 第四部 ワークショップ

担当:太田啓路 ・ ohtak@icu.ac.jp

🗓 今週スケジュール

6/4(木) 2 コマ
WS 説明 + ディスカッション
  • ワークショップの説明
  • 3 人で 1 チームを作成。150 人 → 約 50 チーム
  • チーム名とタイトルを下記スプレッドシートに記入
  • Google Slide で資料を作成(合わせて PDF も提出)
  • 提出ファイル名:01_チーム名_タイトル
6/9(火) 1 コマ
総括 作業継続・準備状況の確認・質問対応。発表に向けた最終調整は各チームで進める。
6/11(木) 2 コマ
発表
  • 最初の 20 分はグループワーク(最終調整)
  • 各チーム 1 分で発表。サマリーを説明
  • 質問・コメントは ZOOM コメント欄で
  • 投票第四部の総括もここでまとめて実施
6/16(火)
ゲストレクチャー 時枝先生 のゲストレクチャー。詳細は授業内で案内。
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💡 今回のワークショップ・テーマ

Theme
20 年後の情報技術は
どのようになっているか?
2026 年  →  2046 年 は?

📕「2100 年の科学ライフ」(ミチオ・カク)で触れられている技術

理論物理学者ミチオ・カクが、世界の主要研究者約 300 人へのインタビューに基づいて、 21 世紀末までに実現しうる技術を予測した本。「2030 年・2070 年・2100 年」の 3 段階で、コンピュータ・AI・医療・エネルギー・宇宙の各分野を網羅。 以下のキーワードは同書で扱われている主要トピック。 📚 Amazon で詳細
もう 1 つの参考: ジョン・タイター(2036 年からのタイムトラベラー自称のネット文化)も発想の助けに。

🤖 ロボット
🚀 宇宙探査
🛗 宇宙エレベーター
⚙️ ナノマシン
🧬 プログラム可能な物質
🔁 自己複製ロボット
🏥 医療ロボット
🧠 脳のシミュレーション
🤝 フレンドリーな AI
👁 コンタクト型 PC
🧠 心で制御する PC
👨‍⚕️ バーチャルドクター
🧪 デザイナー・チャイルド
☀️ 太陽光/水素
⚛️ 核融合発電
🌌 宇宙からのエネルギー
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🛠 ハッカソン・アイデアソンとは

このワークショップは、短時間でアイデアを形にする「アイデアソン」の練習版でもある。
ハッカソンはソフトウェア開発分野のプログラマ・デザイナー・PM らが集中的に作業をするイベント。個人・班・全体で 1 つの目標に取り組み、1 日〜1 週間の期間で開催される。 アイデアソンは開発でなく「アイデア出し」に特化したワークショップ形式。

代表的なイベント例

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⏳ 「20 年」というスケールの意味

なぜ「20 年後」を考えるのか。短すぎず長すぎないこの時間軸には、議論にとっていくつもの良い性質がある。

👤 自分の人生軸

今 20 歳前後の学生は、20 年後 40 代。家族・職業・社会的役割の中核に立つ年齢。「自分はその時どんな仕事をしているか」「子育てしている可能性は」を考えると、未来は他人事でなくなる。

👨‍👩‍👧 親世代との対比

今 40-60 代の親・先生世代は、自分が 20 代だった 1980-2000 年代に「20 年後の世界」を見ていた。スマホ・ネット・SNS は予測できたか? できなかったこと・できたことを比べると示唆深い。

🚀 技術が一周する時間

20 年あれば、「今は存在しない技術」が「あって当たり前」に変わる転換が 複数回起きる。iPhone(2007)→ スマホ普及、Twitter(2006)→ SNS 文化、ChatGPT(2022)→ 生成 AI 時代。次は何か?

📈 短期予測との違い

2-3 年先は具体的すぎて外しやすい(製品名・企業の盛衰)。20 年スケールでは「方向感」を考えればよい。「だいたいこっちに進む」が見えれば充分。

🌱 投資・準備の時間

「20 年後にこの技術が来る」と分かれば、今からスキル・人脈・基礎を仕込める。逆に「20 年後でも来ない」と思えば、流行に乗り過ぎず本質に集中できる。

🌍 社会変化の単位

少子高齢化・気候変動・AI 倫理は、5 年で完結する話題ではない。20 年後を見通す習慣は、長期的責任を引き受ける訓練にもなる。

💡 20 年後は「予言する」ものではなく「自分が作る」もの。 今日の議論で出たアイデアの 1 つでも、20 年後に思い出して「あの時こう話してたな」と笑えたら、それは大成功。
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📚 これまでの授業の振り返り(参考リソース)

第一部〜第四部で扱った内容を踏まえて議論しよう。 「20 年後にはこの技術がどう発展しているか」を考えるとき、 これらの公開資料が出発点になる。

💡 各部のキーワード(議論のヒント):
第一部(太田 / 映像情報メディア):XR・両眼立体視・Presence・HMD・空間音響・Foveated Rendering・VR 酔い対策
第二部(田中正行 / マルチメディア):画像処理・映像符号化・AI(画像認識・生成 AI・コンピュータビジョン)
第三部(田中宏季・鏑木 / 人間情報処理):感情コンピューティング・対話システム・脳・センサ統合
第四部(今回):第一〜三部すべてを統合して「20 年後」を構想する
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🗣 議論する内容(5 観点)

この 5 つを順に検討すると、技術的にも社会的にも厚みのある発表になる。

  1. 面白い/できたら良い未来像:もし、その技術があったら、どんなことができそうか。できたら面白い・嬉しい未来は?
  2. コア技術/根拠:その未来を支える根拠技術は? 20 年後に開発されていそうな・発見されていそうなものは?
  3. 生じる問題:それによって、どのような問題が起きるか? 倫理問題・健康被害・新たに必要な法律など。
  4. 普及障壁:普及させるために、どのような障壁があるか? コスト・既存業界との衝突・格差・教育。
  5. 人の変化:それによって、人の生活・能力・社会関係はどう変わるか?
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🔍 議論を深めるヒント(厳選 5 手法)

5 観点で行き詰まったら、以下の発想ツールを試してみよう。1 つでも適用すれば、議論が一段深くなる。

① STEEP 分析 — 多角的に検討する
Social(社会)/ Technological(技術)/ Economic(経済)/ Environmental(環境)/ Political(政治)の 5 つの観点で外部環境をスキャン。「技術」だけ語って終わらない議論になる。
:核融合発電を扱うなら、技術 = ITER・SPARC の進展、経済 = 電力コスト、環境 = 廃棄物比較、社会 = 原発との比較、政治 = 国際協調 / エネルギー安全保障
② シナリオプランニング — 4 つの未来を並列で描く
「2 つの不確実性」を縦横軸にして 4 つの未来シナリオを描く(Shell 法)。「楽観/悲観」だけでなく、複数の可能世界を扱える。
:脳-機械インターフェース(BMI)について、「規制の強さ」軸 ×「個人健康データの解放度」軸で、4 つの 2046 年シナリオを描く
③ バックキャスティング — 望む未来から逆算する
「2046 年の望ましい状態」を先に決めて、そこから現在まで逆算。今やるべきことが見える。「現在 → 未来」予測の罠(線形外挿)を避けられる。
:「2046 年、全員が AI チューターを持ち、教育格差が消えた」未来を仮定 → 何が技術的・社会的に必要か逆算する
④ プリモーテム(事前検死)— 失敗の理由を先に考える
「20 年後、この技術は普及失敗した。なぜか?」を先に書き出す。リスクを早期発見できる。最後に対策を議論。
:自動運転が 2046 年でも普及していなかった。理由 = 事故時の責任所在不明 / 倫理判断の社会的合意なし / 既存運転産業の反発 / インフラコスト
⑤ ステークホルダーマップ — 誰が得して、誰が損するか
技術導入で「明確に得をする 5 タイプ」と「明確に損する 5 タイプ」を書き出す。倫理・普及・分配の問題が見える。
:宇宙エレベーター — 得 = 物流企業・建設大手・宇宙ベンチャー、損 = 航空業界・宇宙打上産業・建設地周辺住民 / 環境
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🔮 未来予測のコツ(未来学の視点)

未来学(Futures Studies)は「予言」ではなく「複数の可能性を扱う」分野。 「こうなる」と断言するのではなく、「こうなる条件/妨げる障壁/別の可能世界」を扱う発想が大事。

1. 指数的変化を見落とさない
Moore の法則、AI の能力曲線、太陽光発電コストなど、指数関数で進む技術がある。「線形に少しずつ進む」と思うと、5 年後ですら見誤る。
2. 弱いシグナルを拾う
ホライズンスキャニング: まだ目立たないが伸びそうな兆し(研究論文の前段階の話題、ニッチコミュニティでの実験、規格化の動き)を探す。
3. 複数のシナリオを並べる
単一の予測ではなく 「楽観・悲観・中庸・サプライズ」 の 4 つを描く。どれも起こりうると思える方が、判断と備えに強い。
4. 逆方向から考える
バックキャスティング(望む未来からの逆算)とプリモーテム(失敗の事前検死)。「現在 → 未来」だけでなく「未来 → 現在」も並行で。

⚠ 避けるべき罠

  • 直線外挿だけ — 過去 5 年のグラフを延ばすだけ。指数変化や断絶(disruption)を見逃す。
  • ホットな技術への過大評価 — ガートナー社のハイプサイクル「過剰期待→幻滅→生産性」を意識。
  • 西側中心の予測 — 中国・インド・アフリカ・グローバルサウスでの動向も考える。
  • 「自分が見たい未来」へのバイアス — 楽観論者は楽観未来、悲観論者は悲観未来を描きがち。意識的に反対の立場も。

📚 参考図書

  • ミチオ・カク「2100 年の科学ライフ」(既出)— 物理学者の長期未来予測
  • ジョン・ナイズビット「メガトレンド」— 1980 年代の古典、構造的トレンド分析
  • レイ・カーツワイル「特異点は近い」— 指数的成長と AI の延長
  • ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」— 倫理・社会哲学の視点
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🕰 2006 → 2026 で起きた大変化(分野別 11 領域)

「2026 → 2046 年」を考える前に、まず「2006 → 2026 年」の 20 年で何が変わったかを振り返ろう。 この勢いと方向を 2046 年へ外挿すると、議論が説得力を持つ。

📡 通信

3G(2001)→ 4G LTE(2010)→ 5G(2019)→ Starlink 衛星インターネット(2020-)。動画ストリーミングが当たり前の世界へ。次は 6G / 衛星 + 地上統合。

🤖 AI

機械学習ブレイク(2012 AlexNet)→ Transformer(2017)→ ChatGPT(2022)→ GPT-4 / 生成画像・動画(2023-)。次は AI エージェント・科学研究自動化。

💾 ハードウェア

Apple Silicon M1(2020)、NVIDIA H100 / B200、TPU、量子コンピュータ実機実験開始。半導体 7nm → 2nm へ。次は光コンピューティング・量子優位。

📱 デバイス

iPhone(2007)/ iPad(2010)/ Kinect(2010)/ Apple Watch(2015)/ AirPods(2016)/ Apple Vision Pro(2024)。次は AR グラス常用・ウェアラブル医療。

🎬 SNS / 動画

Twitter(2006)/ YouTube(2005)/ Netflix ストリーミング / TikTok(2016)/ ライブ配信文化。情報行動が「文字 → 動画 → ショート動画」へ。

💰 金融・決済

Bitcoin(2009)/ PayPay・QR 決済(2018-)/ CBDC 議論 / フィンテック / NFT。「現金 → カード → モバイル決済 → 暗号資産」。

🚗 モビリティ

Tesla モデル S(2012)/ Uber(2009)/ シェアサイクル普及 / 自動運転実証。「所有 → シェア」「ガソリン → 電動」「人間運転 → AI 運転」。

🧬 生命科学

iPS 細胞(山中・2006)/ CRISPR-Cas9(2012)/ mRNA ワクチン実装(2020)/ AlphaFold(2020)。次はゲノム編集治療・脳直結インターフェース。

エネルギー

太陽光発電コスト 1/10 に / 福島原発事故(2011)→ 再エネ加速 / 核融合 NIF 点火(2022)。次は核融合商用化・水素経済。

🚀 宇宙

SpaceX 再使用ロケット(2015)/ 商業有人宇宙旅行(2021)/ Artemis 月計画 / 民間宇宙ステーション構想。「国家 → 民間 → 個人」への流れ。

🌏 社会・災害

リーマンショック(2008)/ 東日本大震災(2011)/ COVID-19(2020-)/ ウクライナ侵攻(2022-)/ 生成 AI による情報空間激変。「想定外」の頻度増加。

具体例で見る 2006 年の風景

2006愛・地球博開催。セ・パ交流戦。バカの壁。個人情報保護法。ブログ。電車男。
参考: 年代流行(2000 年代) — 各年のヒット商品・流行語・社会現象を整理したポータル / 2006 ゲームランキング — 当年発売タイトルの評価ランキング
2006携帯:FOMA・おサイフケータイ普及期。ドコモが 2000 万契約突破。
参考: 携帯電話の歴史/年代流行 — ガラケー黄金期から iPhone 登場前の日本独自進化の年表
2005-06YouTube 設立(2005/2)。最初の動画 Me at the zoo(19 秒の動物園動画)がアップロード。今では考えられないが、当時は「動画を投稿する」こと自体が革命だった
2007初代 iPhone 登場(1/9 発表、6/29 米国発売)。スマートフォン時代の幕開け。日本上陸は 2008/7(Softbank 独占)。
参考インターネット歴史年表(JPNIC) — 日本のインターネット商用化(1992)から現在まで、技術・サービス・事件の網羅的年表。「歴史外挿」の素材にぴったり。
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👥 世代観の参考(議論のとっかかりとして)

大切な前提:世代でひとくくりに「決めつける」ことは避けたい。 個人差・地域差・社会階層差は世代差より大きい場合も多い。 以下は「議論のとっかかりとなる、観察された平均的な傾向」であり、断定ではない。 20 年後に主流になる価値観のヒントとして参考にする。
α 世代
2-13 歳(2026 時点)
生まれた時から
生成 AI・タブレット
親世代が AI 利用、
動画優先の傾向(観察初期)
Z 世代
13-29 歳
スマホ・SNS
ネイティブ
多様性・サステナビリティ志向、
タイパ重視、ショート動画文化
ミレニアル世代
30-45 歳
ガラケー→スマホ
過渡期
デジタル適応世代、
ワークライフバランス重視
X 世代
46-61 歳
パソコン・
インターネット普及期
管理職世代の中核、
リアル経験豊富
団塊・X 前
62 歳以上
テレビ・
固定電話文化
デジタル格差の影響を
受けやすい層も

議論での使い方の例

  • 2046 年の社会構成:今の α 世代(2-13 歳)が労働市場の中核に。自分は 30 代後半〜40 代。
  • Z 世代の価値観の浸透:「多様性・SDGs・タイパ」が 20 年後に主流になっていたら、技術設計はどう変わるか?
  • 世代論を超えた共通課題:高齢化・気候・AI 倫理は全世代に影響。世代より大きな分断軸もあるかも。

参考リンク

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📊 2025 年度 WS タイトル例(昨年)

昨年(2025 年度)のチーム名とテーマを参考に。テーマの幅・切り口の多様性を確認しよう。 被りそうな場合は「自分らしい切り口」で差別化を。

💡 表示されない場合: シート所有者が「ファイル → 共有 → ウェブに公開」を設定すると埋め込み表示できます。 別タブで開く場合 → 📊 Google Sheets で開く
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🕰 過去の WS 発表(参考にどうぞ)

過去 5 年分のタイトル一覧と発表資料。同じテーマでも「自分らしい切り口」を意識すること。

※ 2021 年は「After コロナ時代の新しいサービス・商品・アイデア」というテーマ。 授業 4 名の先生方の内容に関連していれば自由。

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📦 成果物(6/11 発表用)

📋 形式
Google Slide
PDF も合わせて提出
📄 構成
タイトル 1 枚 + 内容 1 枚
+ おまけは何枚あっても良い
⏱ 発表時間
1 分/チーム
内容の濃い 1 枚を作成
📁 ファイル名
01_チーム名_タイトル
.pptx / .pdf 両方

スライド構成のヒント

  • タイトル枚:チーム名・テーマ・メンバー名
  • 内容 1 枚:絵・図を入れて視覚的に。20 年後の世界観が 1 枚で伝わる「濃さ」を
  • おまけ:イラスト・参考文献・話し合った内容・ボツ案・データ — 自由に
  • ZOOM コメント欄で質疑応答。最後に 投票を実施
📊 タイトル提出シート 📁 成果物 Drive へ提出
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🎯 最終課題(課題 2)— 20 年後の情報技術 深掘りレポート

ワークショップの発表を参考に、20 年後の技術について一つのテーマを選んで深く考察するレポート。 自チームのテーマを更に掘り下げてもよいし、他チームの発表を聴いて興味を持ったテーマでもよい。 倫理・健康・法律・普及などの「課題」側を扱うレポートでもよい

📐 評価軸(3 観点・配点付き)

観点配点求めるもの
① テーマ・問い 30% 「20 年後」を考える上で、その問いが鋭く・自分の興味が見える形で選ばれているか。ありきたりの SF 設定の繰り返しでなく、自分なりの切り口があるか。
② 技術的考察 40% コア技術・根拠となる技術を、講義内容や現行の研究・製品と接続して説得力ある形で論じているか。20 年前 (2006) との差から外挿することで歴史的視座を入れているか。
③ 倫理・社会・普及 30% 技術が普及するときに生じる問題(倫理・健康被害・法律・格差・環境負荷)と、それに対する自分の立場・提案を、自分の言葉で書いているか。

※ 第一部課題と同じく、コピペ・一般論・カタログスペック転記・AI 生成丸写しは減点

① テーマ・問い(30%)の詳細ガイド

  • 推奨WS で取り上げられなかった技術領域を選ぶ、あるいは WS で扱った技術をさらに細分化・特定の応用領域に絞り込む。自分が興味を持っているテーマ(読書・趣味・将来関わりたい仕事)と接続して、「自分らしい切り口」を探す。「もし自分が設計するなら」「20 年後の社会で自分はどう関わりたいか」を主語に。
  • 工夫が必要:他チームが扱ったテーマをそのまま繰り返すだけ → 何を新しく付け加えたか明確に。SF 映画・小説の引用だけ → 必ず現実の技術・論文・製品に接地。
  • ×不可:冒頭でテーマが分からない。「楽しそう/便利になる」だけの感想文。

② 技術的考察(40%)の詳細ガイド

「20 年後にこうなる」を根拠付きで論じる。以下のうち 2 つ以上 に触れる:

  • コア技術:その未来像を支える土台技術(半導体・通信・センサ・AI モデル・素材・エネルギー など)の現時点での到達度を調べる
  • 歴史的外挿:2006 年 → 2026 年の 20 年で何が変わったかを例示し、その勢いを 2046 年へ延長する
  • 第一部の知見:XR・映像メディア・人間情報処理・感情コンピューティング・マルチメディアなど、本授業 4 部で学んだ概念を引用
  • 論文・研究・製品:arXiv / CES / WIRED / IEEE Spectrum / 各社 R&D ブログ等の一次情報を 1 件以上引用
  • 限界・課題:実現しないかもしれない理由(物理限界・コスト・データ・倫理・標準化)にも触れる
💭 「20 年後はこうなる」と断言する必要はない。「こうなる可能性が高い/こういう条件で成立する/こういう壁がある」という階層を意識して書くこと。

③ 倫理・社会・普及(30%)の詳細ガイド

  • 倫理:プライバシー・自律性・人間性・公平性・AI の責任所在
  • 健康・安全:第一部で扱った映像 3 大悪影響(PSE / VIMS / 眼性疲労)の延長線、サイバー酔い、依存
  • 法・制度:個人情報保護法・著作権・労働法・国際標準化の不在
  • 普及障壁:コスト・格差・教育・インフラ・既存業界との衝突
  • 環境・持続可能性:電力消費・資源採掘・廃棄

自分の興味分野・将来との接続(「自分はこの問題にどう関わりたいか」)を 1 段落以上含めること。

📋 提出要項

📋 分量
A4 2 枚程度
図などを入れて分かりやすく
📄 形式
PDF
Moodle で提出
📁 ファイル名
課題2_学籍番号_氏名_タイトル
⏰ 締切
2026 年 6 月 18 日(木)24:00
期限を過ぎる場合は 必ず事前にメール連絡(ohtak@icu.ac.jp)。
提出は 必ず Moodle 経由(メール提出不可)。

※ 課題 2 は共有・公開しない個人評価用。氏名・学籍番号をファイル名と本文どちらに含めても構わない。 (課題 1 は共有あり → 氏名・学籍を入れない、との違いに注意)

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⏰ 課題 1(第一部 XR 体験レポート)の延長提出について

第一部 XR 体験レポートの提出期限は過ぎていますが、未提出者は 2026/6/18(木)24:00 までに提出してください。 6/18 以降は一切受け付けません

⏰ 課題 1 最終延長締切
2026 年 6 月 18 日(木)24:00
課題 2 と同じ締切。これ以降は一切受付なし。
📝 Moodle 課題 1 ページへ

※ 文中に氏名・学籍番号を入れない(提出後にクラスで共有するため)
※ 提出済の 142 件の集計版は 公開ダッシュボードで参照可能

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💬 6/4 コメントシート提出について

コメントシートには、必ず授業内容に関するコメントを書いてください。
白紙や内容の無いものは 出席とみなしません