ISC322 ソフトウェア開発
水曜 5-6-7限 15:25–19:30 / I-212 / 担当 太田啓路(ohtak@icu.ac.jp)
よく使うリンク
授業の概要
ソフトウェア開発を題材に、「つくりたいものを、他の人と協力して実現する」ための方法論を学びます。
実際のシステム開発でプログラミングが占めるのは2割程度。残りの8割——目的を決め、作業に分解し、計画し、失敗に備え、小さく試し、使う人の目で見て、確かめて、届ける——が主題です。
題材はアプリでなくても構いません。卒論・就活・学園祭・展示・事業、「実現したいこと」なら何でも。毎回の実習で自分のプロジェクトを育て、最後は 3 人チームで制作・発表し、フィードバックを受けて直します。
授業のルール
出席
出席は、コメントシートとは別に、Moodle の出席機能で取ります。授業時間内に、各自で登録してください。
コメントシート
- 毎回、授業時間内に Moodle へ提出します(最後の 10 分を取ります)。やむを得ず退出する場合は当日 24:00 まで。
- 「授業を受けたことが分かる」内容を書いてください。コメントは次回シェアし、質問には次回答えます。
- 共有したくない部分は、
//共有なし 文章 //のように囲んでください。 - 初回(9/16)は、自己紹介と「つくりたいもの・プロジェクトにしたいもの」を書いてもらいます。
授業を欠席した場合(欠席レポート)
資料(この HTML 資料+補講ビデオ)を読んで欠席レポートを提出すると、その回の出席点の8割で出席とみなします。
忌引き・教育実習の場合は、レポートを出せば10割とします。
| 分量 | 締切 | 提出先 |
|---|---|---|
| A4 2枚(3コマ分) | 授業日の1週間後 24:00 | Moodle「欠席レポート」(コメントシートとは別) |
レポートに書くこと
- 欠席した授業の日付
- 授業内容の要約(資料を読み、その回の要点を自分の言葉で)
- いちばん印象に残った事例・名言と、その理由
- 自分のプロジェクトにどう活かすか
- 疑問点や、太田への質問
AI 利用の約束(シラバス §13)
- 提出物は、自分で説明できるように理解する努力をする(分からない部分は調べる・AI に聞き直す・人に聞く)
- AI に任せた部分と、自分が判断した部分を提出時に明示する
- AI 生成物は出発点。レビュー・検証・改善は提出者の責任
- 個人情報・機密・第三者の著作物をプロンプトに入れない
評価と課題
| 区分 | 割合 | 中身 |
|---|---|---|
| 出席 | 50% | Moodle の出席+毎回のコメントシート(欠席レポートの扱いは「授業のルール」) |
| 課題 | 50% | 課題1 計画書 15%/課題2 MVP・KPI・受入条件 15%/課題3 WS 成果物 8%+最終レポート 12% |
| 課題 | 出題 → 締切 | 提出物 |
|---|---|---|
| 課題1 | 9/16 → 10/7 24:00 | 今日と同じスプレッドシート 1 本にまとめる(新しく作らず育てる): 前提(最初の一歩を含む)/WBS(担当=人・AI 支援・確認者/完了条件/待ち時間)/ガント(Mermaid か日付列)/リスク登録票(9/23 で作る)/最初の一歩を実際にやった記録/AI 利用ログ |
| 課題2 | 9/30 → 10/13 24:00 | MVP 定義+KPI ツリー+受入条件 2 本 |
| 課題3 | 10/28 → 11/4 | チーム制作物+仕様+AI/人間の分担+検証ログ |
| 最終レポート | 11/4 → 11/18 24:00 | A4 2枚: 初期計画 → 受けたフィードバック → 採否の理由 → 直した結果と再検証 → 卒論・就活等への応用 |
テスト・期末試験はありません。授業外学習の目安は週 225 分。課題は日本語・英語どちらでも可。行数の多さや AI の使用量ではなく、「自分で判断した跡」と「検証の証拠」を評価します。
用意するもの(すべて無料)
- ノートPC(毎回の実習で使います)とスマートフォン
- Claude(claude.ai)— メールアドレスで無料登録。Settings › Capabilities で「Code execution and file creation」を ON にすると表や図(Artifacts)が使えます
- Gemini(gemini.google.com)— Google アカウントで即時。Claude の上限に達したときの切替先
- Google アカウント(スプレッドシートで WBS を提出します)
| サービス | 無料でできること(2026-09-16 確認) | 上限 |
|---|---|---|
| Claude(無料) | チャット・コード生成・表や図の生成(Artifacts)・Projects 5 個・ファイル添付 | 5 時間ごとにリセットされる回数上限(数は非公表) |
| Gemini(無料) | チャット・Canvas・画像生成・Deep Research | 5 時間ごと+週の上限。添付は 32k トークンまで |
| ChatGPT(無料・参考) | 文章・表・Mermaid のテキスト。データ分析・画像・Canvas は別枠の上限 | ガントを画像や xlsx で出させると途中で止まることがある |
スケジュール(9/16〜11/4・毎週水曜 5-6-7限)
| 日付 | テーマ | 実習(6限後半+7限) | 課題 |
|---|---|---|---|
| 9/9 | 休講 | ||
| 9/16 | ガイダンス+作業分解(WBS) 資料 | 自分のプロジェクトの WBS を AI と作り、検証する | 課題1 出題 |
| 9/23 | リスク管理 (祝日ですが授業を行います) | 自分の WBS にリスク登録票・プランB → 計画を直す | |
| 9/30 | MVP・KGI/KPI・再計画 — 小さく素早く始める | 自分のプロジェクトの MVP と KPI ツリー | 課題2 出題 |
| 10/7 | UX/UI | 紙スケッチ → AI で画面案 → 相互批評 | 課題1 締切 10/7 |
| 10/14 | テスト・デバッグ | 受入条件を書き、AI が作ったテストをレビュー | 課題2 締切 10/13 |
| 10/21 | モデリング(仕様=完成の条件)+チーム結成 | 3 人チームで課題 → CANVAS → 仕様 v0 | WS 準備 |
| 10/28 | ワークショップ:制作・発表 | 3 限まるごと制作、最後に発表(1 チーム 6 分) | 課題3 出題 |
| 11/4 | 成果物の評価・フィードバック | 相互試用 → 改善 → 再検証 | 最終レポート 締切 11/18 |
日程は変わることがあります。確定版は毎回、授業内とこのページで案内します。
資料一覧
| 日付 | 資料 | 内容 |
|---|---|---|
| 9/16(水) | ガイダンス+作業分解(WBS) PDF | 授業の位置づけ・スケジュール・ルール・無料 AI・名言集・WBS の 3 ルール・太田流 AI で WBS を作る・実習の手順とプロンプト |
| — | 過年度の受講生が作った WBS(参考事例) | 2020 年度〜の 10 件(卒論・アプリ・就活・試験・新聞・進路)。太田コメント付き。xlsx |
| — | WBS 提出シート(Google スプレッドシート) | 実習・課題1 の提出先。テンプレのシートを自分のドライブにコピーして書き、「リンクを知っている全員が閲覧可」にして共有シートの自分の行に URL を貼る |
| — | WBS テンプレ 2026(xlsx) | WBS/記入例/Mermaid/手分解メモ の 4 シート(上のシートが開けないとき用) |
| — | 欠陥入り練習 WBS/保存済み AI 初稿(卒論の例) | 実習の配布物 |
これからの回の資料は、授業の前後にここと左のメニューに追加します。
名言集(出典が確かなものだけ・各回の冒頭で 1 つずつ)
出典が揺れるもの(「Make it work, make it right, make it fast」「LOC で進捗を測るのは飛行機を重さで測るようなもの」など)は載せていません。
補講ビデオ(9/9 休講分)
休講した 1 回分は、補講ビデオの紹介で補います。テーマと公開日は後日このページと Moodle で案内します。視聴したら、次回のコメントシートに一言書いてください(出席点には入りません)。
候補: ツール群の実践(Trello・マインドマップ・Mermaid gantt・Claude/Gemini の使い方・「1 文でアプリを作る」デモ)ほか。
連絡先
太田啓路(情報科学メジャー)— ohtak@icu.ac.jp
質問はコメントシートかメールで受け付けます。欠席の連絡もメールへ。